【コラム】日本サッカーの中核を担う者たちへの提言

ロンドン五輪
イメージ転載元Yahooブログ
先日、ロンドン五輪で活躍した大津祐樹がオランダ二部VVVフェンロから古巣の柏レイソル復帰を発表した。

大津は、怪我などもあり結果的に、ドイツでもオランダでも継続的な活躍を見せることは出来なかった。

これでロンドン五輪メンバーの中で海外組はオーバーエイジの吉田を含んで酒井宏樹、高徳、清武の4人となったわけだがこの中でA代表不動のスタメンとしてプレーしている選手は吉田だけだ。


黄金世代といわれた中田英らを擁したシドニー五輪のベスト8を上回る成果だっただけに、ロンドン五輪メンバーの現状には不甲斐なさしか感じない。

本来、現代表の中心はロンドン世代が台頭すべきというのが筆者の個人的見解だ。

しかしブラジルW杯後も北京世代である本田や岡崎らがチームの中心を担っている。彼等も四年後にはベテランの域に達している年齢のため現状には一抹の不安を覚える。



ロンドン五輪のベスト4という成果も、それは日本人の長所である献身的なプレーが生みだしたものだった。サッカーはチームプレーである以上組織として、日本代表の残した成果は称賛に値する。しかし個人的見解として、個々に目を当てた時、違いを生みだしていたのは山口、大津、永井の三人だけだったように感じる。その三人も紆余曲折ありアギーレJAPANのリストに名前はない。


そして、そのほかのロンドン五輪組やロンドン世代で将来を担うと言われていた選手達でJの所属先で定位置の確保さえままならない選手が多数存在する。

実力は確かなはずだが、ここ二年の成長の鈍化は見ていて歯がゆいものがある。

この危機的とも言える現状を生み出しているのは若手選手個々のメンタルに問題があるのではないか。それは今冬の移籍話でも垣間見える。

現時点でJ2 降格したセレッソの南野、山口、長谷川アーリアジャスール、マリノスの斎藤学あたりから海外移籍の話は挙がっている。しかし彼らが今季Jリーグで然したるインパクトを残したとは到底思えない。

海外への門戸が大きく開かれ容易に海外移籍という夢を叶えられるようになった今、自分の力を試すという意味でも海外移籍は良い選択肢だと思う。

しかし今挙げた選手達の中に何人海外で腰を据えてプレーする決意を持っている選手がいるだろうか?そして今季の成績に満足しているのだろうか?

当人達も承知の上だろうが、差別、偏見、環境の違い、異国の地ではピッチ外でも様々なものと向き合い戦っていかなければならない。

ましてや助っ人という立場で入団する以上結果が求められる。そして結果が残せねばベンチを温めるか、スタンドからプレーするチームメイトを観る羽目になる。

現時点でどういった決断を下すか定かではない。しかし彼らは、選手寿命が限られるからこそ海外移籍に対して相当の覚悟を持つべきだ。個人的にはJで有無を言わさない結果を残して飛躍してほしい。


出戻り組に言及すると、今季、海外から帰ってきた永井、宇佐美がそれぞれ所属先で中心選手としてプレーし、素晴らしい結果を残した。

しかし今回の大津復帰然り、素直に称賛はできない。なぜなら、Jリーグを盛り上げるという観点では非常に貢献度は高いが、日本代表強化には繋がらないからだ。

永井と大津は年齢的に中堅になり宇佐美も世界的に見て若手とは言えない年齢になってきた。今後彼らが再渡欧するかは分からないが、今一度何故海外で通用しなかったかを考えてプレーするべきだ。

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