明暗を分けた2人の天才 ~ベナルファとベンゼマ~【フランス】

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イメージ転載元ameblo.jp

ちょうど10年前のU-17欧州選手権でレ・ブルーが欧州王者に輝いた。

当時「ジェラレシオン86」と呼ばれた86年世代の彼らの中には特別な才能を持った選手達が多々存在した。

ジェレミー メネズ、サミル ナスリ、ハテム ベナルファ、カリム ベンゼマらがそうだ。この中でも特に注目を集めていたのがリヨンユース出身のベナルファとベンゼマの2人だった。

幼きときから神童と呼ばれ、常に比較され続けられてきた2人。しかしそれも昔話となりここ10年で2人の状況は大きく変わった。

ベンゼマは順調にキャリアアップを重ね、レアルマドリードでロナウド、ベイルらと共に強力なBBCトリオを結成し、輝きを放っている。

一方ベナルファは怪我、監督との確執などが積み重なり、最近ではニューカッスルから今夏レンタル移籍していたハル シティ監督のブルースに「プレーが無気力だ」と批判されて僅か半年で構想外となるなど、結局才能を持て余したままフェードアウトしつつある。


2人が頭角を現し始めた当初、ベナルファの才能はベンゼマを上回ると評する者も多かった。しかし同時に独善的なプレースタイル、素行の悪さも若かりしときから危惧されていた。

対称的にベンゼマは物静かな青年でFWに必要なエゴが足りないとさえ言われていた。いつしか性格、プレースタイルともに正反対な二人は徐々に不仲が噂されるようになり、ベナルファが「ベンゼマは友人ではない」という発言したことで決定的になった。しかしこの発言も当時、順調にキャリアを重ねていたベンゼマと自分を比較したときの焦りからくるものだったのかもしれない。

幼き時からレ・ブルーのユニフォームを身に纏い切磋琢磨してきた2人。実に残念なことだが、もう2人が同じピッチでプレーすることは叶わないだろう。

なぜなら、本能のままプレーしてきたベナルファと、謙虚さを失わず幾度となく逆境に打ち勝ってきたベンゼマには埋まらない差が生まれてしまったのだから。

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